1．広告物を工夫するメリット

ポスティングは、紙のチラシ（ペラ1枚）を配布する方がほとんどです。

しかし、中身をきちんと確認せずに捨てられてしまうことも少なくありません。

毎日のように大量のチラシが投函される都市部はとくにその傾向が高くなります。

ではどうするか、というところで考えられたアイデアが『紙以外』を配布するという方法です。

チラシ以外を配布するメリットは、主に以下の通りです。

・多くの紙チラシ中で『それ以外の広告』が入っていると、紛れにくく目立つ。

・目にした時点で内容が判断しづらいので持ち帰ってもらえる可能性が高い。

・サンプルやノベルティを付ける場合、付属の商品を手に取るときチラシに目を通す。

とくにボールペンやメモ帳など普段から使用できる商品は何回も触れ、必要な時に利用できるので

宣伝効果につながるうえ、通常より保管率が高くなります。

2．チラシだけじゃない？ ー広告物の種類についてー

≪　マグネット広告

もっともよく目にする『紙以外』の広告物がマグネットではないでしょうか。

水道関係や各種トラブル対応の業種が多く利用しています。

貼り付けて保管できる広告としての特徴を生かした効果が期待でき、

何かトラブルが起きた時にすぐ連絡ができる点から広告の保存率が比較的高い傾向にあります。

いますぐ必要ではないけれど必要不可欠な業種、サービスにおすすめです。

某キャラクター柄であったり、可愛いデザインが多いのも捨てにくくする効果が期待できます。

実際、冷蔵庫やドアに貼って保管しているご家庭も少なくないと思います。

≪　サンプル入り広告

ポストに投函できるサイズであれば、基本的にどのような形状のものでも配布は可能です。

ただし衛生上、食品類はあまりお勧めできません。

チラシと一緒に試供品を同梱する場合が多く、コロナ渦では「マスク」「除菌シート」など

季節ものや需要の高い商品がサンプルとしてよく使われていました。

また、社名入りのボールペンやメモ帳など、使用する頻度の高いものを添えることで

保管率も大幅にアップし、使うたびに目にするため御社名やサービス名を覚えてもらう目的としても効果的です。

≪　ポケットティッシュ

ポケットティッシュにチラシが差し込んである場合が多く、

日用品として使われる商品なので、手に取ったあと持ち帰る方が多いかと思われます。

差し込むチラシはペラ状のもの以外にも折り込みができ、

ポケットティッシュは正方形や長方形など、大きさ・形が様々なので幅広く工夫出来ます。

マグネット広告同様、可愛らしいデザインにすることで

「チラシだけを抜いて捨てる」を防止する対策も有効でしょう。

≪　封筒（DM風）

ポストから取り出したときに紙チラシとは形状が異なり、

普通郵便物との見分けもつきにくいため持ち帰ってもらえる可能性が高くなります。

また封がしてあると中身の確認をする際に目を通してもらいやすく、

チラシ以外に「クーポン・チケット」など付属がある場合も封筒を活かすことができます。

また、前述したノベルティを付ける場合にも封筒や透明な袋（OPP袋）と併用することが多いです。

≪　冊子・パンフレット

自社の情報量が多く1枚にはおさまらない場合、紹介内容やプランが複数ある場合におすすめです。

「飲食店のメニュー」や「学習塾」「物件の紹介」などの広告によく利用されています。

またある程度厚みがあり、1枚のチラシより目立つためまとめて捨てられる可能性は低くなります。

３．まとめ

紙チラシより印刷・配布コストは嵩む場合がほとんどですが、

自社のサービスとマッチした形状の広告物をポスティングすることにより、

他社との差別化がしやすく反響率アップにつながりやすくなるでしょう。

また、気軽に貼って保管しておけるマグネットや日常使いしやすいノベルティ等、

保管率を重視した形状にすると、日頃から目にする機会が増えるため刷り込みのような宣伝効果も期待できます。

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